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「幻の砦」第10話
 突如先程喰らった『北方四島Part2』のダメージが全身を襲い、マッコイは膝から地面に崩れ落ちた。

「あひ〜」

 それを見たボブさんは「土下座した」ものと勘違いした。

「You are やっぱ MY Brother!!(6ヶ月ぶり)ささ、お行きなさい。」

 そう言うというとボブさんは、マッコイを後ろから蹴飛ばした。

「蝦夷の調査にはもう飽きたでーす。」

マッコイはボブさんを振り返ることなくルート256を進んだ。


・・・・
遥か彼方に城(江戸城であるかは不明)が見えたかと思うと、マッコイの前に少年が立ちはだかった。

「(これがニコルでござるか・・?)」

「これ、小僧。」
マッコイは少年に話し掛けた。すると少年は言った。

「無礼者!!我は頼房の子、光圀なるぞ!!」

どうやらこの少年は幼少時代の水戸光圀らしかったが、当然マッコイは彼の存在(意義も含む)を知る由もなかったので、鉄拳制裁を加える事とした。

「死ねぇぇぇーー!!」
マッコイはスポイトをメリケンサック代わりに指に挟み、渾身の右ストレートを放った。

ぶしゅぅぅーーー。。。

しかしマッコイの拳は虚しく空を切った。
「!?」

よく見ると年の頃にして3歳程の幼子がマッコイの右ストレートをさばいていた。



「スケ参!隠さん!!懲らしめてあげなさい。」
光圀は2人の3歳児に言った。
「母ぁー!!!」

 その3歳児の強さはケタ外れだった。そしてマッコイの繰り出す攻撃は全て無効化され、執拗以上に受ける攻撃に成す術もなかった。

「そんな、、ばかな。。」

マッコイは辛うじて繋ぎ止めていた意識も失いかけたその時、背後から叫び声が聞こえた。

「キャビアァァァー(伏せろぉぉぉー)」

 それはわだかまりが生じ、良い関係ではなくなったヤコペフであった。

ヤコペフは両手を前にかざし、印を結び詠唱した。
「マトリョーシュカ!!(喰らえぇぇぇ!!)」

 そして励起状態となった膨大なエネルギーが巨大な光弾となって発射オーライ。

「763(namu-san)!!」 チーン♪

カッ!!!!

マッコイは目が霞みながらも光圀の方を見上げると、辺り一面大地がえぐられ、草木一本すら生えない死の大地と化していた。

「プルトニウム(終った)・・・」
ヤコペフの悲しみにみちた言葉が印象的だった。

マッコイはヤコペフに謝ろうとしたが、その前にヤコペフが語りかけた。
「貴様はオレが殺す、兄の名誉にかけても!!」

そして上空から垂れ下がるロープにつかまると、ヤコペフはコンスタンチンに合図を送り、幻の砦へ戻っていった。


                                                (続く)
| mogu | 09:36 | comments(0) | trackbacks(1) | pookmark |
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- | at: 2010/05/28 9:05 AM

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