「幻の砦」第10話
2010.05.17 Monday | category:妄想小説
突如先程喰らった『北方四島Part2』のダメージが全身を襲い、マッコイは膝から地面に崩れ落ちた。
「あひ〜」
それを見たボブさんは「土下座した」ものと勘違いした。
「You are やっぱ MY Brother!!(6ヶ月ぶり)ささ、お行きなさい。」
そう言うというとボブさんは、マッコイを後ろから蹴飛ばした。
「蝦夷の調査にはもう飽きたでーす。」
マッコイはボブさんを振り返ることなくルート256を進んだ。
・・・・
遥か彼方に城(江戸城であるかは不明)が見えたかと思うと、マッコイの前に少年が立ちはだかった。
「(これがニコルでござるか・・?)」
「これ、小僧。」
マッコイは少年に話し掛けた。すると少年は言った。
「無礼者!!我は頼房の子、光圀なるぞ!!」
どうやらこの少年は幼少時代の水戸光圀らしかったが、当然マッコイは彼の存在(意義も含む)を知る由もなかったので、鉄拳制裁を加える事とした。
「死ねぇぇぇーー!!」
マッコイはスポイトをメリケンサック代わりに指に挟み、渾身の右ストレートを放った。
ぶしゅぅぅーーー。。。
しかしマッコイの拳は虚しく空を切った。
「!?」
よく見ると年の頃にして3歳程の幼子がマッコイの右ストレートをさばいていた。
「スケ参!隠さん!!懲らしめてあげなさい。」
光圀は2人の3歳児に言った。
「母ぁー!!!」
その3歳児の強さはケタ外れだった。そしてマッコイの繰り出す攻撃は全て無効化され、執拗以上に受ける攻撃に成す術もなかった。
「そんな、、ばかな。。」
マッコイは辛うじて繋ぎ止めていた意識も失いかけたその時、背後から叫び声が聞こえた。
「キャビアァァァー(伏せろぉぉぉー)」
それはわだかまりが生じ、良い関係ではなくなったヤコペフであった。
ヤコペフは両手を前にかざし、印を結び詠唱した。
「マトリョーシュカ!!(喰らえぇぇぇ!!)」
そして励起状態となった膨大なエネルギーが巨大な光弾となって発射オーライ。
「763(namu-san)!!」 チーン♪
カッ!!!!
マッコイは目が霞みながらも光圀の方を見上げると、辺り一面大地がえぐられ、草木一本すら生えない死の大地と化していた。
「プルトニウム(終った)・・・」
ヤコペフの悲しみにみちた言葉が印象的だった。
マッコイはヤコペフに謝ろうとしたが、その前にヤコペフが語りかけた。
「貴様はオレが殺す、兄の名誉にかけても!!」
そして上空から垂れ下がるロープにつかまると、ヤコペフはコンスタンチンに合図を送り、幻の砦へ戻っていった。
(続く)
「あひ〜」
それを見たボブさんは「土下座した」ものと勘違いした。
「You are やっぱ MY Brother!!(6ヶ月ぶり)ささ、お行きなさい。」
そう言うというとボブさんは、マッコイを後ろから蹴飛ばした。
「蝦夷の調査にはもう飽きたでーす。」
マッコイはボブさんを振り返ることなくルート256を進んだ。
・・・・
遥か彼方に城(江戸城であるかは不明)が見えたかと思うと、マッコイの前に少年が立ちはだかった。
「(これがニコルでござるか・・?)」
「これ、小僧。」
マッコイは少年に話し掛けた。すると少年は言った。
「無礼者!!我は頼房の子、光圀なるぞ!!」
どうやらこの少年は幼少時代の水戸光圀らしかったが、当然マッコイは彼の存在(意義も含む)を知る由もなかったので、鉄拳制裁を加える事とした。
「死ねぇぇぇーー!!」
マッコイはスポイトをメリケンサック代わりに指に挟み、渾身の右ストレートを放った。
ぶしゅぅぅーーー。。。
しかしマッコイの拳は虚しく空を切った。
「!?」
よく見ると年の頃にして3歳程の幼子がマッコイの右ストレートをさばいていた。
「スケ参!隠さん!!懲らしめてあげなさい。」
光圀は2人の3歳児に言った。
「母ぁー!!!」
その3歳児の強さはケタ外れだった。そしてマッコイの繰り出す攻撃は全て無効化され、執拗以上に受ける攻撃に成す術もなかった。
「そんな、、ばかな。。」
マッコイは辛うじて繋ぎ止めていた意識も失いかけたその時、背後から叫び声が聞こえた。
「キャビアァァァー(伏せろぉぉぉー)」
それはわだかまりが生じ、良い関係ではなくなったヤコペフであった。
ヤコペフは両手を前にかざし、印を結び詠唱した。
「マトリョーシュカ!!(喰らえぇぇぇ!!)」
そして励起状態となった膨大なエネルギーが巨大な光弾となって発射オーライ。
「763(namu-san)!!」 チーン♪
カッ!!!!
マッコイは目が霞みながらも光圀の方を見上げると、辺り一面大地がえぐられ、草木一本すら生えない死の大地と化していた。
「プルトニウム(終った)・・・」
ヤコペフの悲しみにみちた言葉が印象的だった。
マッコイはヤコペフに謝ろうとしたが、その前にヤコペフが語りかけた。
「貴様はオレが殺す、兄の名誉にかけても!!」
そして上空から垂れ下がるロープにつかまると、ヤコペフはコンスタンチンに合図を送り、幻の砦へ戻っていった。
(続く)